ツールに使われてない?MAで自動化できる業務とできないこと
2020/01/13
さまざまなマーケティング活動を自動で行ってくれるMAツールは、マーケティング活動の効率化に欠かせない存在となっており、導入を検討している方も多いのではないでしょうか。しかし、自動化できるといっても「なんでも自動化できる」というわけではありません。MAで自動化できることとできないこととはなんでしょうか。
MAツールで自動化できる業務
ツールによって実装している機能には細かな違いがありますが、大きく分けて2つの分野の業務をこなすことができます。
リードジェネレーション
リードジェネレーションとは、リード(見込み客)を獲得する活動のことです。MAツールを利用すると、Webサイト上での資料ダウンロードやアンケート回答時に得たユーザーの個別情報を収集してリードの層を把握したり、ページ閲覧履歴などからリードの行動パターンやニーズを把握したり、キャンペーンなどのマーケティング効果測定を行ったりするといった、リード情報の収集と分析に関する業務を自動で行うことができます。
リードナーチャリング
リードナーチャリングとはリードを育成し、商品購入や成約に結び付けるための活動のことです。MAツールはリードジェネレーション機能で得たリード情報を元に、リードの条件に合ったメールマーケティングを定期的に行ったり、Webサイトのコンテンツをリードに合わせて最適化したりといった、リードに対するアクションに関わる業務を自動で行います。
MAツールで自動化できないこと
MAツールは情報収集や情報の分類・分析、それに基づいたアクションなどを自動で行ってくれますが、ダイレクトメールのシナリオ作成、最適化するコンテンツの方向性の決定といった企画・戦略を行うことはできません。マーケティング企画や戦略を立てる分野は人力で行う必要があります。
まとめ
MAツールを活用すると、効率よくリード情報の収集や分析、アクションなどを行うことができます。人力で業務を行ったときに起こる人為的ミス防止にもつながるため、MAツールを導入すると、より正確なマーケティング活動を行うことができます。
ただし、企画や戦略などの分野は人間が行わなくてはならないため、「MAツールを使用すれば必ずリードを獲得できる」というわけではないため注意が必要です。しかし、業務の一部を自動化することで計画立案などに集中することができるため、機能を正しく理解して上手に活用すればリード獲得につなげることができるのではないでしょうか。