スマホファーストでレスポンシブWebデザインにする理由とは?
2020/02/05
レスポンシブWebデザインとは、ユーザーが使用する画面の大きさに合わせてページのレイアウトやデザインを最適化して表示する技術の事です。近年、スマホファーストでレスポンシブWebデザインを採用するサイトが増えているのはなぜなのでしょうか。
レスポンシブWebデザインにする理由
スマホが登場する以前、Webサイトを見るときに使用するデバイスはパソコンが主流でしたが、近年はスマホやタブレットなどが普及し、Webを見るときに使用するデバイスも多様化しました。
パソコン、タブレット、スマホでは画面サイズが異なります。そのため、スマホでパソコン向けにデザインされたWebデザインのサイトを見ると、ページ全体が縮小された状態で表示され、書かれている文字を読むために拡大すると、画面を横にスクロールしなくてはならないなどの問題が起こります。ページ閲覧にストレスを感じる状態では、いかに質の高い内容のコンテンツであっても避けられます。サイトに滞在する時間も短くなり、ユーザーのアクションを引き出すこともできません。
レスポンシブWebデザインを採用すると画面サイズに合わせたデザインが表示されるため、どのデバイスを使っても快適に閲覧できるようになります。スマホやタブレットからのアクセスが増加している現在、レスポンシブWebデザインはモバイル対応に有効な技術となっています。
レスポンシブWebデザインのSEO対策効果
Googleの検索順位は200以上に上る評価基準を元に決められていますが、モバイルフレンドリーであるかどうかを評価基準の一つとしています。具体的には、タップやズームなどをしなくてもテキストが読みやすい、リンクボタンなどの間隔が適切でタップしやすい、再生できないコンテンツが含まれていない、横方向へのスクロールが発生しないなどの条件を満たしているとモバイルフレンドリーであると評価されます。
モバイルファーストであることが他の評価基準より優先されるわけではありません。しかし、従来のパソコン版をメインにした評価方法からモバイル版の評価をメインにする「モバイルファーストインデックス」の導入を発表するなど、Googleの評価基準がモバイルファーストにシフトしていることを考えると、レスポンシブWebデザイン導入はSEO対策としても重要なポイントとなるでしょう。
まとめ
レスポンシブWebデザインは一つのHTMLページに複数のCSSを割り当て、デバイスに応じたデザインを表示します。モバイル版で表示したときにレイアウトが崩れる場合は修正を行う必要がありますが、モバイル版のページを新設するよりも少ない手間でモバイル対応することができます。
また、モバイル版もパソコン版も同じURLになるため異なるデバイス間でもシェアしやすい、更新の手間が少なく管理が楽といったメリットがあります。レスポンシブWebデザインを導入したスマホファーストなサイトは今後も増加していくでしょう。