スマホサイト対応していますか?Googleが2020年9月にモバイルファーストインデックス(MFI)に完全移行!
2020/06/17
Googleは2020年、重要なアナウンスを行いました。それは2020年9月から、すべてのサイトをモバイルファーストインデックス(MFI)に移行するというものです。ところでこのMFIとはどのようなものなのでしょうか?
モバイルファーストインデックス(MFI)とは
MFIとは、モバイルページが評価基準になることです。従来検索順位を決定する要素は、パソコンのWebページがベースでした。しかしモバイルページの内容などがGoogleでは今後検索順位の決定基準になるわけです。簡単に言うとこれまで検索順位を決定する要素は、パソコンサイトが主でモバイルサイトが従でした。これが2020年9月以降は、モバイルサイトが主でパソコンサイトが従と逆転するわけです。
検索の主流はスマホに
Googleがこのような大転換を決めたのは、検索ユーザーの動向にあります。スマホやタブレットの普及で、検索ツールのシェアもここ数年で大きく変化しました。Googleによると、2015年にはモバイル検索の割合が過半数に達したそうです。今ではパソコンを使って検索しているユーザーは少数派になっています。パソコンと比較してどこでもネットにアクセスできるスマホの方が使い勝手がいいからでしょう。
スマホユーザーが多数派になった以上、検索順位を決定するものもパソコンのサイトではなく、スマホサイトを重視せざるを得なくなったわけです。
スマホサイト対応にしていないと順位が落ちる可能性が
もし自社サイトを開設しているけれども、パソコンのみ対応ページがほとんどだったり、まったくスマホ対応していない場合は、MFI移行後検索順位が低下する恐れがあります。特にコスト削減のために、主要ページしかスマホに対応していないWebサイトだと評価が低くなるでしょう。スマホサイトベースで判断されるので、評価できるコンテンツが少なくなってしまうからです。もし2020年9月以降も検索結果の上位に自社サイトを出現させるためには、全ページをスマホ対応するように対策を講じたほうがいいです。
なお、パソコンサイトとスマホサイトでコンテンツの量を変えているサイトも注意が必要です。スマホサイトの場合、文章を多く載せると見栄えが悪くなるのでコンテンツを削っているページも多いです。こちらもMFI導入後は評価の悪化する危険性があるので、対応を検討すべきです。
まとめ
2020年9月までは、条件が整い次第順次MFIに移行する方式をとっています。ただし2020年9月以降はたとえ条件が整っていなくても、MFIに強制的に移行するそうです。スマホサイトへの対応を行っていないのであれば、早急に取り組んだ方がいいでしょう。