
士業サイトは、一般的な企業サイトと比べて「信頼感」や「専門性」がより強く求められます。しかし、内容が専門的すぎても一般の人に伝わりづらくなり、なかなか相談や依頼につながりません。
本記事では「士業」の分野で選ばれるホームページにするためのポイントを基本的なことから専門的なことまで8つご紹介します。これからホームページの立ち上げやリニューアルを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
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士業でホームページ制作をご検討の皆さまへ
💡 こんなお悩みはございませんか?
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事務所のホームページから、問い合わせや相談がほとんどない
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開業・移転・増員のタイミングで、しっかりとしたサイトにしたい
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制作会社に任せきりは不安、自分の知見も広げたい
サイバーインテリジェンスは、こうしたお悩みを抱える士業の先生方と「誰に・どんな相談で選ばれたい事務所なのか」を整理するところからホームページ制作を進めていきます。デザインやシステムの話だけでなく、ターゲットや強み、相談までのお客さんの動きまで含めて、プロのWebマーケターが伴走しながら形にしていきます。まだ何も決まっていない段階でも丁寧にヒアリングいたしますのでお気軽に無料相談をご利用ください。
士業で「選ばれるホームページ」とは?

ここでいう「選ばれるホームページ」とは、単に検索結果に表示されるだけのサイトではなく、サイトを見た人が「この先生に相談してみたい」と一歩踏み出してくれるサイトのことです。そのためには、大きく分けて3つの条件をおさえておく必要があります。
条件1 「専門性」と「信頼性」が伝わること
どんな分野を得意としている事務所なのか、どのような資格や経験を持った先生なのか、相談者が不安なく任せられる根拠がサイト内で分かることが大切です。顔の見えるプロフィール、所属団体や実績の見せ方、事務所としての考え方などが、その土台になります。
条件2 相談のハードルが低いこと
「どう問い合わせればいいか分かりづらい」「相談して良い内容なのか不安」という状態で問合せや電話が来ないのは、非常にありがちな事例です。相談方法が分かりやすく整理されていたり、相談の流れが具体的に書いてあると「まずは聞いてみよう」という気持ちを後押しできます。
条件3 検索や紹介から見つけてもらいやすいこと
地域名や士業名で検索したときに候補に上がること、よくあるお悩みや業務内容について分かりやすい解説ページが用意されていることは、そもそも比較候補に入れてもらうための前提条件になります。「事務所名でしか見つからないサイト」のままでは、新しい相談との出会いはかなり限られてしまいます。
ポイント①|誰にどんな相談で選ばれたいかを決める

当社が皆さまにヒアリングする際に、最初にお聞きするのがこのポイントです。誰に、どんな相談で選ばれたいのかが曖昧だと、見た目は整ったサイトでも伝えたい情報が散乱してよく分からないサイトになります。そのためには、次の2つのことを意識すると目的が定まります。
「個人向け」と「法人向け」
同じ士業でも、個人向けの相談が中心なのか、法人向けの顧問・手続きが中心なのかで、ホームページの役割や伝えるべき内容は大きく変わります。たとえば、弁護士であれば「離婚・相続・交通事故など個人トラブル中心なのか」「企業法務や顧問契約中心なのか」で、トップページの構成も、事例やコラムの内容も変わってきます。
もちろん、個人・法人の両方に対応している事務所も多いのですが、それでも「どちらをより伸ばしたいのか」「ホームページ経由で増やしたいのはどちらか」を決めておいた方が、メッセージに一貫性が出ます。まずは「今後、ホームページから増やしたい相談はどんな相談か」を言葉にすると、ターゲットが見えやすくなります。
強みとなる業務分野を絞って打ち出す
「なんでもできます」と伝えるのではなく、「特にここに強みがあります」と打ち出す軸を決めます。相続・事業承継に力を入れているのか、労務トラブルの予防に強いのか、スタートアップ支援に注力しているのかなど、事務所ごとに得意分野は必ずあります。
ホームページ上では、この強みをトップページやキャッチコピー、メインビジュアルの近くでしっかり示すことが大切です。どうしても全部載せたくなってしまいますが、その中でも強弱をつけたほうが、ユーザーに刺さりやすいサイトになります。
ポイント②|専門性と信頼性が伝わるコンテンツ

士業のホームページは、どんなデザインやキャッチコピーよりも「誰が、どんな考えで、何をしてくれるのか」が重要です。相談者からすると、最終的に依頼するかどうかを決めるのは、事務所の名前よりも「この先生に任せて大丈夫そうか」です。そのためには、次の2つを掲載と効果的です。
顔写真とプロフィールで「目に見える安心感」を与える
まず大切なのは、顔写真とプロフィールの見せ方です。写真は、証明写真のような堅いものよりも、清潔感を保ちながら「相談しやすそう」と感じてもらえる表情や距離感を意識したいところです。スーツ姿で正面を向きつつも、表情は少し柔らかめにするなど、事務所の雰囲気に合わせて調整します。
プロフィールは、下記のように「どんな人柄の先生なのか」が分かりやすく伝えられるとベストです。複数の先生が所属している事務所であれば、一人ひとりの得意分野や役割がわかるように紹介しておくと、相談者も相談相手をイメージしやすくなります。
プロフィールに掲載したい内容
- 肩書や学歴、得意分野など
- どんな相談を多く受けてきたのか
- 相談者と向き合ううえで大切にしていること
資格・所属・沿革を整理して見せる
資格や所属団体、事務所の沿革といった情報は士業において非常に重要です。これらは、相談者にとって「きちんとした事務所かどうか」を判断する重要な手がかりになります。とはいえ、ただ羅列するだけでは読み飛ばされやすいので、見出しやレイアウトを工夫しながら整理して見せることが大切です。
例えば、表形式でまとめたり、1画面に収まるようにレイアウトしたりすると、ユーザーに重要な部分を分かりやすく伝えることができます。専門的な部分は強く打ち出しすぎるとユーザーを困惑させてしまいますが、資格や経歴については、信頼性を高める武器になるため、しっかりと掲載しておきたい部分です。
事務所の紹介ページは、設立年や沿革、理念、対応エリアなどを完結にまとめておくと「どれくらい続いている会社なのか」「どんな価値観で運営しているのか」などが分かる判断材料になります。
- 保有資格や登録番号
- 所属している弁護士会・税理士会・社労士会などの名称
- 関わってきた主な分野や業務経験年数
ポイント③|「何を依頼できる事務所か」を明確にする

ホームページを見ている人は、「自分の悩みはここに相談していいのか」を確かめながらページを読んでいます。どれだけ信頼感のあるプロフィールが載っていても、「結局ここは、どんな相談をお願いできる事務所なのか」がはっきりしないと、一歩踏み出すところまでたどり着きません。そのためには、次の3つを意識する必要があります。
業務メニューを相談者側の悩みで整理する
士業側の感覚では「民事・家事・商事」「顧問・スポット」「許認可・契約書」などの方がしっくりくるかもしれませんが、相談者は「残業代を請求したい」「相続の相談をしたい」「会社の手続きを任せたい」など具体的な悩みで情報を探します。
相談者に合わせたメニューにしておくことで、相談者はスムーズにページを読み進められます。まずトップページで「どんなお悩みの方に向けたサービスなのか」を一言で示し、その上で先生側の区分に落としていくと伝わりやすくなります。
【例】
「離婚・男女トラブルのご相談」「相続・遺言のご相談」「企業法務・顧問契約のご相談」などの見出しがあり、その中で対応できる内容や注意点を説明していく構成です。
料金や報酬をできる範囲で示しておく
料金ページは「書きにくい」と感じる先生も多いと思います。とはいえ、全く目安が書かれていないと、相談者は「いくら請求されるかわからないから不安」と感じてしまい、お問い合わせをしてくれません。
細かなケースごとの金額まで出せなくても、着手金や成功報酬、顧問料の考え方や、「このような内容の場合は○○円〜」といった目安を書くことで、相談前の不安をやわらげることができます。料金体系をオープンにするかどうかは事務所ごとに考え方がありますが、「どこまでならサイトに載せられるか」を一度整理しておくことをおすすめします。
相談者が「自分のケース」をイメージできる説明
取扱業務の説明文を書くときは、条文や制度の解説だけで文章が終わらないように注意しましょう。「このような方は一度ご相談ください」「こうしたお悩みがある場合には、放置せず早めのご相談をおすすめします」といった形で、具体的な状況を挙げながら書くと、自分ごととして読みやすくなります。
ポイント④|相談のハードルを下げる導線

ホームページを見ている人の多くは「気になってはいるけど、いきなり相談はちょっと…」と、なかなか一歩を踏み出せない状態です。その小さな迷いを一つずつ取り除いていくのが導線の役割です。相談方法が分かりにくかったり、どこから問い合わせればいいか分からなかったりすると、それだけで行動が先送りになります。それを防ぐためには、次の3つを意識する必要があります。
相談窓口を「どのタイミングでも見える位置」に置く
お問い合わせフォームや電話番号、初回相談の案内などは、ページの一番下だけに置いておくと気づかれにくいです。ファーストビューやヘッダーに固定しておくことで、サイトのどこに居ても自然に「相談の入口」が目に入る設計にしておくことが大切です。
特に士業の場合は、「とりあえず電話をしたい方」「じっくりフォームで相談内容を書きたい方」「まずはメールアドレスだけで問い合わせたい方」など、好みが分かれます。電話・フォーム・オンライン相談など、事務所として対応できる範囲で入口を用意しておくと、相談者は自分に合った方法を選びやすくなります。
「ご相談の流れ」で初めての方の不安を軽減
初めて士業の先生に相談する方は、「問い合わせたあと、どんな流れになるのか」をイメージできずに不安を感じやすいです。そのため、「ご相談の流れ」を一つのページとして用意したり、取扱業務ページの下部に載せたりして、問い合わせから受任までの流れをシンプルに見せておくことをおすすめします。
大まかなステップを示すだけでも、相談者は先の見通しを持ちやすくなります。各ステップで何を準備すれば良いか、どの時点までは無料相談なのかなどを添えておくと、さらに安心感が高まります。
【例】
「お問い合わせ」▶「日程調整」▶「面談」▶「見積・方針のご提案」▶「ご契約」▶「サポート開始」
「いつ声をかけて良いか」をはっきり伝える
会社側は「いつでも問い合わせしてほしい」と思っていても、相談者は「こんなことで相談していいのか」と過度に不安になっています。そのため、「こんな場合は、お一人で悩まず一度ご相談ください」「迷われたときは、まずはメールで状況をお聞かせください」といった一言があるだけで、ユーザーを一歩前に進ませることができます。
また、「今すぐ依頼したい方はこちら」「まずは情報収集から始めたい方はこちら」といった形で、急いでいる方とそうでない方の導線を分ける方法もあります。どの言い回しであっても、「どのタイミングで、どんなスタンスで相談しても良いのか」をはっきり伝えることが、ハードルを下げるうえで大切です。
ポイント⑤|実績・事例・お客様の声を活用する

士業は、その会社、人の評判が命です。しかし、誇大な表現や誤解を招く見せ方をしてしまうと、逆に怪しまれたり信頼を失う可能性があるので、難しいところです。「どこまで出してよいかわからない」と迷いがちだからこそ、慎重に活用したいポイントです。
「安心して任せられる根拠」を丁寧に掲載する
まず意識したいのは「すごい実績をアピールする」よりも「安心して任せてもらうための根拠を積み上げる」ことです。
具体的な事案名や個人が特定できなくても「こういう分野を日頃から扱っている事務所です」という輪郭は十分に伝えられます。数字を出す場合も、「100件以上の相談に対応」「10年以上、相続分野の案件に携わってきました」といった、過度にならない表現を心がけると安心です。
▼掲載例
- 事務所として関わってきた分野や業務の傾向
- 開業からの年数や、これまでの歩み
- どのような相談が多いかという相談内容の傾向
- セミナー登壇や執筆、外部からの依頼実績 など
事例紹介は「概要」と「スタンス」に軸足を置く
個別の事例紹介で重要なのは「結果」だけでなく、「どのような考え方で対応したか」です。依頼を検討している人に納得してもらうためには、事務所の考え方に関心を持ってもらう必要があります。
例えば、「どんな悩みを持つ相談者だったのか」「どんな方針で進めたか」「相談者は最終的にどうなったか」という概要をざっくりと書くだけでも事務所の考え方が分かるので、事細かに書く必要はありません。
お客様の声は「無理に集めない」「書き方のルールを決める」
お客様の声は非常に説得力がありますが、扱いには注意が必要です。どこまで詳細を書いて良いかは、業種や案件の性質によって変わります。無理に数を集めようとせず、同意していただける方だけ、匿名やイニシャル、成果を約束するように読めない文章などの条件を満たす声を少しずつ蓄積していくイメージです。
どうしても個別の声が集めにくい場合は、「よくいただく感想」として傾向をまとめたり、アンケート結果をグラフで示したりする方法も視覚的に情報が伝わって良いです。
ポイント⑥|第一印象を左右するデザインと文章

ホームページを開いて最初に目に入るのは、デザインと文章の雰囲気です。ここで「読みやすそう」「分かりやすそう」と感じてもらえれば、その先のプロフィールや業務内容も読んでもらえます。逆に、言葉選びがチグハグだと、その時点で離脱されてしまいます。それを避けるためには、次の3つを意識すると効果的です。
「読みやすさ」を優先したデザインにする
士業のホームページでは、派手さよりも「落ち着き」「清潔感」「見やすさ」が重要になります。背景色やメインカラーは、極端に明るすぎる色や濃すぎる原色を避け、目に負担がかからないトーンでまとめたほうが良いです。フォントも、個性的な書体よりは、読みやすい標準的なものを選ぶほうが、長い文章でもストレスなく読んでもらえます。
レイアウトは「どこに何が書いてあるか」が一瞬で分かるように、見出しや余白をしっかり取るとよいです。トップページに情報を詰め込みすぎると、情報が散乱して分かりづらくなります。伝えたいことに優先順位をつけていくと、自然に整理されたデザインになります。
文章は「専門用語をかみ砕いた相談者目線」にする
士業のホームページでは、どうしても専門用語が多くなりがちです。しかし、実際にサイトを見るのは、その分野に詳しくない方がほとんどです。条文や制度名を並べるよりも「相続でお困りの方」といった誰でも知っている言葉を使うことでストレス無く読み進められます。
こうしたちょっとした配慮が相談者に正しく伝えたいことを伝えられるようにする工夫になります。
「上から目線」ではなく「一緒に考えるスタンス」
法律や税務、労務のプロであることは間違いありませんが、「教えてあげる」「指導する」という印象が強すぎると、相談者は距離を感じてしまいます。
「こうしなければなりません」と断定するだけで終わらせるのではなく、「こうしたリスクを避けるために、早めのご相談をおすすめします」「まずは状況をお聞きしたうえで、一緒に最適な方法を考えていきます」といった言い回しを心がけると、相談者目線のスタンスが伝わります。
言葉の選び方ひとつで、「敷居の高い事務所」にも「頼りになる相談相手」にも見え方が変わってしまうので、自事務所らしい距離感を意識して整えておきたいポイントです。
ポイント⑦|「地域名+士業名」で見つけてもらうSEO対策

どれだけ内容の良いホームページでも、検索結果に出なければ、相談にはつながりません。士業のサイトでは、地域性がかなり重要です。というのも、相談者は自分の地域にある事務所に相談するからです。地域性を高めるためには、次の4つが重要になります。
「地域名+士業名」はキーワードの土台
相談者の多くは、まず「地名+士業名」で検索します。例えば「岐阜市 弁護士」「岐阜 税理士」といった検索です。これはトップページで対策するべき重要なキーワードとなります。
そのため、「タイトル」「ディスクリプション」「見出し」にはキーワードが自然な形で含めておくことが大切です。事務所名だけがタイトルに書かれていても「どこの、何の事務所か」が分からないとそれだけで機会損失につながります。
対応エリアと拠点情報をサイト全体で一貫させる
地域性を高めるときは「どこに事務所があり、どこのエリアまで対応しているか」をはっきりさせる必要があります。住所や最寄り駅、対応エリアはアクセスページだけでなく、全ページのフッターに掲載するなどしておくと、相談者が何度も目にするので分かりやすくなります。
Googleビジネスプロフィールを作成したり、その地域の事例を豊富に掲載しておくと、地域性が高まりやすくなります。
業務別ページやコラムで個別のニーズを網羅
ホームページは基本「1ページ1テーマ」です。トップページで「地域名+士業名」のキーワードを狙ったのであれば、他のキーワードは別のページで狙わなければなりません。その時に使えるのがブログやコラムです。
「相続相談」だけのテーマに絞ったコラムを一つ書くことで、そのページは「相続相談」関係のキーワードで上がりやすくなります。そのため、どのページでどのキーワードを狙っていくかは、記事を書く前の段階で決めておくと後々管理が楽になります。
【例】
- 「岐阜 相続相談 弁護士」
- 「岐阜 労務トラブル 社労士」
- 「岐阜 顧問税理士 料金」
検索キーワードから「どんな情報を求めているか」を想像する
SEO対策というと「どのキーワードを盛り込むか」という話になりがちですが、本当に大事なのは「そのキーワードで検索した人が、どんな不安や疑問を持っているか」「どんな情報を探しているか」を想像し、その答えに近いコンテンツを用意することです。
「岐阜 相続相談 弁護士」であれば
- 岐阜で相続相談の実績のある弁護士
- 相続の流れの全体像
- いつ相談すべきかの目安
- よくあるトラブル例
- 相談時に準備しておきたい書類
といった情報があると、ユーザーの満足度が高まります。このように、「キーワード」から一歩進んで「検索の意図」を意識したページや記事を増やしていくことで、地域性の高いキーワードで選ばれやすい士業サイトになります。
ポイント⑧|公開後の運用・更新の体制を決める

士業のホームページは「公開して完成」ではありません。法律や制度は変わりますし、事務所の体制や取扱業務、料金、実績も少しずつ変化していきます。公開後に何も更新されないサイトは、時間とともに情報の鮮度も落ち、競合に抜かされて最終的にアクセスが激減します。
だからこそ、制作前の段階から「公開後にどう運用していくか」をある程度イメージしておくことが大切です。ここでは3つの項目を紹介します。
最低限続けたい更新内容と頻度を決めておく
まずは、どのくらいのペースで、どのような内容を更新していきたいかをざっくり決めておきます。事務所からのお知らせやコラム、プロフィールや取扱業務の見直しなど、更新の頻度を決めておかないと、すぐに手つかずになってしまいます。
「コラムは月に1件は更新しよう」と決めておくだけでも小さな積み重ねでアクセスを徐々に増やしていくことができます。
担当者の役割を明確にしておく
更新が止まりがちなサイトの多くは、「誰が何をするのか」が曖昧なまま公開されているサイトです。周知が中途半端だと、結局誰も更新せずに時間が過ぎていきます。そのため、役割分担を最初に決めておくことで、「忙しくて手をつけられない」状態を減らせます。
制作会社に更新のしやすさを聞いておく
運用を続けるうえでは、管理画面の使いやすさはとても重要です。お知らせやコラムの追加、プロフィールの修正など、日常的に変更が発生しそうな箇所は、できる限り事務所側でも更新しやすなっていると、費用もかからなくて便利ですよね。
制作会社との打ち合わせの際は、ホームページをどこまで触ることができるのか、どこから費用が発生するのかといった線引は細かく確認しておくことをおすすめします。
まとめ|「選ばれるサイト」にするために大切なこと
ここまで8つのポイントをお伝えしてきましたが、結局のところ大事なのは、「誰に、どんな相談で選ばれたい事務所なのか」をホームページで素直に言葉にし、そのイメージとズレないように全体を整えることです。
そこができていれば、極論おしゃれなデザインや、機能が豊富なサイトである必要はありません。「自分たちはこういう悩みを持つ方の力になりたい」「この分野なら、他の事務所より深くサポートできる」という軸を決めて、それがトップページのメッセージやプロフィール、取扱業務の説明、相談の導線、実績の見せ方に一貫して表れているかどうかが重要になります。
「選ばれる事務所サイト」にするために必要なのは、特別なテクニックではありません。事務所として大事にしていることや、支えたいお客様の姿を整理し、それがホームページ全体にきちんと反映されるように、制作会社と一緒に設計していくことが選ばれるサイトになるための近道です。
士業のホームページ制作をご検討の方へ
「自分の事務所の場合は、結局どこから手をつければ良いのか分からない」と感じられた先生も多いと思います。サイバーインテリジェンスは、事務所の現状や目標を伺いながら、「誰に・どんな相談で選ばれたいか」「そのためにサイトで何を整えるべきか」を一緒に整理し、集客まで見据えたホームページをご提案します。まだ具体的なイメージが固まっていない段階でも大丈夫です。まずはお気軽に、無料相談にて現在のお悩みやお考えをお聞かせください。




