
病院やクリニックのホームページをそろそろ見直したい、けれど「どんなサイトが患者さんに選ばれるのか分からない」というお悩み、ございませんか?
せっかく費用をかけてホームページを作っても予約やお問い合わせに繋がらなければ、ホームページが役に立っているとは言えません。
本記事では、病院・クリニックのホームページ制作事例10選を取り上げながら「患者さんに選ばれるホームページ」にするために重要なポイントをご紹介していきます。これからホームページ制作を検討されている院長先生、担当者様もまずは自院に当てはめてイメージを膨らませてみてください。
目次
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病院・クリニックのホームページでよくあるお悩み
- そもそもホームページがない
- 休診日の更新が大変
- デザインが古くて使いづらい
- スマホ対応が不十分で文字が読みづらい
- リニューアルしたが予約数が増えず、どこが原因かわからない
- 診療内容や方針など書きたいことが多すぎて文字ばかりになってしまう
- 求人がうまくいかない
病院やクリニックのホームページについてご相談をいただくと、多くの院長先生やご担当者様から似たようなお悩みをお聞きします。様々な悩みがありますが、総じて「サイトの利便性」と「集客・求人」の2つの観点からのご相談が非常に多いです。
特に「集客・求人」に関係するご相談をいただく際は「自院に合ったホームページの型」がイメージできていないことが原因になっている場合が多いです。
しかし、自院に合ったホームページの型をご自身で判断するのは難しいのも現実です。リニューアルを検討しているが、具体的にイメージが固まっていない…という方は、プロのWebマーケターに相談しながら作れるサイバーインテリジェンスへお気軽にご相談ください。
病院・クリニックのホームページ制作事例10選
さいとう整形外科リウマチ科 様

| URL | https://saito-seikei.jp/ |
| 地域 | 愛知県名古屋市 |
| サイトタイプ | コーポレートサイト |
| 診療科 | 整形外科・リウマチ科 |
愛知県名古屋市で体の痛みの治療を行う整形外科のホームページです。対象が体の痛みを抱えている患者さんになるため、来院での受付で待ち時間が長いと一度帰宅する手間が生じたり無駄に時間が過ごすことになります。
その点を改善するため、ネット上で現在の混雑状況が確認できる項目を設けたり、ネット予約ができるWEB問診、診察・リハビリ予約などのセクションをサイト上部に設けています。

また、合わせて診療時間を近い位置に掲載しておくことで診察カードを取り出さずとも手軽に受付時間の確認を済ませることができます。

体の痛みを治療すると言ってもざっくりとしていて、具体的に「この痛みについて相談しても良いのだろうか?」という患者さんの不安を払拭しておくために、どの部分の痛みについて相談したいかを視覚的にクリックできる状態にして、スムーズに目的の項目にたどり着けるように導線を設けています。
あんどう内科クリニック 様

| URL | https://andoc-clinic.com/ |
| 地域 | 岐阜県岐阜市 |
| サイトタイプ | コーポレートサイト |
| 診療科 | 内科 |
岐阜県岐阜市で感染症や生活習慣病の診療、プライマリ・ケアを提供する内科のホームページです。初めて受診される患者さんが不安にならないためにも、ファーストビューには安藤院長の診療の様子を掲載し、ホームページに訪れたユーザーの第一印象を大切にしています。

トップページには「あんどう内科クリニックでできること」を予め提示しておくことで、患者さんが抱えている問題を解決できそうかをその場で判断することができます。分かりやすい一般的な言葉を用いながら簡潔にまとめています。

施設の綺麗な内外装は競合との差別化や初めて訪れる患者さんに与える印象の面でも強みとなるため、1セクションを設けて掲載しています。

初めて受診される患者さんには特に配慮し「初めての方へ」ページを設けています。診療時間や持参物などの基本情報から受診の手続き・診察・会計までの一連の流れを簡潔丁寧に掲載しています。
訪問看護ステーションちぃず 様

| URL | https://cheese-hks.com/ |
| 地域 | 愛知県名古屋市 |
| サイトタイプ | サービスサイト |
| サービス | 訪問看護 |
愛知県名古屋市で精神障害のケアと生活の自立に向けて支援を行う訪問看護ステーションのホームページです。ファーストビューには「名古屋市対応」「精神看護」というように、どこで何をしてくれるのかを明確に掲載しています。また、与える印象には特別こだわり、暖かく柔らかい配色でまとめています。

トップページには、訪問看護サービスの内容を1~4で端的に紹介するセクションを設け、看護士と介護士の違いやメリットについてが分かる差別化のコンテンツとして掲載しています。

下層ページには「数字で見るちぃず」という項目を設け、テキストで説明すると冗長になりがちな情報を分かりやすく簡潔に伝える工夫を施しています。
リブラささしま メディカルクリニック 様

| URL | https://libra-sasashima.jp/ |
| 地域 | 愛知県名古屋市 |
| サイトタイプ | コーポレートサイト |
| 診療科 | 一般内科・泌尿器科 |
愛知県名古屋市で神経再生医療や幹細胞点滴の医療から、一般内科や泌尿器科の外来診療を行うメディカルクリニックのホームページです。5W2Hの情報ができるだけファーストビューで伝わるように整理しています。特に患者さんが使用する可能性の高い「アクセス」「お問い合わせ」「ご予約」「TEL」については、ヘッダーに固定し、追従する設計になっています。

トップページには、患者さんからの信頼性やサイトの専門性・権威性を高めるために、厚生労働省に各種治療計画を提供していることを伝えるセクションを設けています。ユーザーが初めてサイトを見る際の一番の不安は、信頼できる施設であるかどうかです。その不安は、馴染みのある機関・団体の名称を掲載することで大きく軽減されます。

各ページのフッターには、固定でオファーエリアを設置しています。全てのページに導線を掲載しておくことでユーザーはどこからでも予約ページに遷移することができ、利便性の低さやフォームまでの道のりでの離脱を減らすことができます。
くのう歯科医院 様

| URL | https://kunou-crown.com/ |
| 地域 | 岐阜県羽島郡 |
| サイトタイプ | サービスサイト |
| 診療科 | 歯科 |
岐阜県羽島郡で入れ歯・被せ物・インプラントを行う専門クリニックのホームページです。ファーストビューには、専門医の技術力が伝わる動画を採用し、患者さんの期待感を高めています。

ページ上部には、補綴専門医や認定歯科技工士など取得者の少ない貴重な資格を有していることを伝えるセクションを設け、実際に患者さん自身が良く分からなくても「なんだか凄そう」「プロが担当してくれそう」と患者さんにとってメリットに感じられるコンテンツになるように掲載しています。

同じくページ上部に「お客様へのお約束」や久納院長の言葉を写真付きで掲載しておくことで患者さんが感じる漠然とした不安を払拭しページを読み進めるコンテンツとして貢献しています。
岐阜総合医療センター 様

| URL | https://staff.gifu-hp.jp/ |
| 地域 | 岐阜県岐阜市 |
| サイトタイプ | リクルートサイト |
| 診療科 | - |
岐阜県岐阜市にある県立病院「岐阜総合医療センター」のリクルートサイトです。「研修医」「専攻医」「看護師・助産師」など職種別にページを作成し、ファーストビューのスライド及びナビゲーションからワンクリックで遷移できるようになっています。

リクルーターにとって最新情報は非常に重要な項目になるため、すぐに確認できるようにファーストビュー直下に配置しています。また、職種が多岐にわたるので一目で分類が分かるようにナビゲーションと同じ配色を使用したラベルを使用しています。

トップページには、採用状況が分かりやすいように募集が終了している職種としていない職種が分かりやすくなるよう採用情報の項目を明暗で分ける直感的に伝わる表現を用いています。
岐阜総合医療センター 看護部 様

| URL | https://nurse.gifu-hp.jp/ |
| 地域 | 岐阜県岐阜市 |
| サイトタイプ | サービスサイト |
| 診療科 | - |
「岐阜総合医療センター」の看護部に限定した特設サイトで、看護部を目指すリクルーターに向けて情報発信をしています。「お問い合わせ・資料請求」「病院見学」「インターンシップ」など多岐にわたるコンバージョンを目標にサイト設計を行いました。

各コンバージョンにつなげるためのCTAボタンを右サイドに追従する形で配置し、どこからでも遷移できる設計になっています。また、CTAボタンだけではなく、トップページの「ピックアップ」の部分にバナーとして配置して遷移できる箇所を複数設けてページビューの母数を増やす施策を行っています。

下層ページには「新人看護師の1年」や「新人ナースの看護の日々」といった入社後のリアルなスケジュールや先輩社員の声など、リクルーターが不安に思っていて知りたい情報をまとめて「看護師のしごと」ページに集約させています。
レディースクリニックまぶち 様

| URL | https://lc-mabuchi.or.jp/ |
| 地域 | 岐阜県岐阜市 |
| サイトタイプ | コーポレートサイト |
| 診療科 | 婦人科 |
岐阜県岐阜市で地域の頼れる女性のかかりつけ医を目指す婦人科「レディースクリニックまぶち」のホームページです。サイトのテーマカラーはピンクを採用し、全体的に淡く柔らかく優しい印象を与えます。

トップページはスクロールしてすぐ「診療内容」の項目を設けています。アイコンと短いテキストで分類ごとに見出しを設けることで分かりやすくコンパクトにまとまっています。

「当院について」ページには「レディースクリニックまぶちの沿革」を年表形式で掲載するとともに、馬渕院長の資格・専門医としての経歴も合わせて掲載しています。このページは、EEATやYMYLの対策を行う上で非常に重要になってくるコンテンツです。
助産院エ・ク・ボ 様

| URL | https://ekubo-baby.com/ |
| 地域 | 北海道札幌市 |
| サイトタイプ | コーポレートサイト |
| サービス | 助産院 |
北海道札幌市で産前・産後・育児から子育てまで女性の一生をサポートする助産院のホームページです。出産をひかえた方に向けて、優しく語りかけるような内容で作成し、茶色をメインカラーに採用した落ち着きのある印象のサイトになっています。

トップページ上部には出産前後の段階で不安な女性に対して、安心できるサポートが受けられるサービスであることを伝えるセクションを設けています。そこから、少しでも気になったユーザーが「当院について」に進めるように導線も合わせて設置しています。

各ページのフッターには、CTA及びアクセスマップを掲載しています。サイトによってはマップを「アクセス」ページのみに設置する場合もありますが、来店型のサービスになるため、フッターに固定で配置しています。
ときのしま動物病院 様

| URL | https://tokinoshima-ah.com/ |
| 地域 | 愛知県一宮市 |
| サイトタイプ | コーポレートサイト |
| 診療 | 動物病院 |
愛知県一宮市で主に動物の皮膚科・行動診療科に力を入れている動物病院「ときのしま動物病院」のホームページです。対応可能な診療がいくつかあるため、ファーストビューで簡潔にまとめて、人目でわかるようにしています。

トップページには「当院の特長」を3つのブロックに分けて掲載しています。どのような治療方針を持った病院なのかが分からないと、飼い主さんも不安になってしまいます。そのため、病院が持っている方針や知識、技術は分かりやすく丁寧に伝える必要があります。ユーザーの安心感を高めるために画像を合わせて掲載しておくとより効果的です。

「診療案内」の一般診療ページ上部には、よくある症状のセクションを設け、飼い主さんが悩んでいる悩みの中でも代表的なものを掲載しておくことで、目的の症状を早い段階で見つけられるよう、ユーザビリティの向上を意識して配置しています。
病院・クリニックのホームページ制作の注意点
医療広告ガイドラインに沿った構造

病院・クリニックのホームページは、医療広告ガイドラインに沿った構成を意識する必要があります。「〇〇を治します」「完治させます」といった誇大な表現や、症例写真・体験談の見せ方によっては、ガイドライン違反になってしまうおそれがあります。
そのため、まずは診療科目や標榜科、保険診療か自費診療かといった基本情報を整理し、事実ベースで分かりやすく伝える構造にすることが大切です。根拠に基づいた記載にとどめることで、ガイドラインに配慮したコンテンツになります。
政策方針としては「攻めたコピーで集客するサイト」ではなく「事実を掲載した信頼性のあるサイト」であることを目標に制作していく必要があります。これらを意識することで、安心して長く使えるホームページにすることができます。
YMYL対象ジャンル対策としてEEATを強化

医療分野は、Googleが重要視する「YMYL」の代表的なジャンルです。健康や生命に関わる情報で誤った判断をしてしまうと、ユーザーの生活に大きな影響が出る可能性があるため、検索エンジンからも高い専門性と信頼性、正確な情報が求められます。
そのため、ホームページ制作では「誰が」「どのような根拠に基づいて」情報を発信しているかが分かるように設計することが重要です。例えば、院長やスタッフの経歴・資格・所属学会、執筆者や監修者の明記、引用元やガイドラインへのリンク、更新日・最終確認日の記載などを通じて、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を可視化できます。
また、施設全体の信頼性を高めることも大切です。そのためには「当院について」や「診療の流れ」「公的に信頼されている医療機関からのリンク」などが施設及びサイト全体の信頼性を高める要因になります。単に順位を上げるためにキーワードを詰め込むのではなく「誰が見ても信頼できる医療情報サイト」を目指すことがお問い合わせや来院につながるサイト設計になります。
予約・混雑状況・診療時間・場所を明確にする

患者さんが病院・クリニックのサイトを訪れる理由の多くは、「今受診できるかどうかを知りたい」「どうやって行けばよいかを確認したい」というものです。そのため、予約方法や混雑状況、診療時間、アクセス情報をすぐに見つけられることがとても重要になります。
具体的には、ヘッダーやファーストビュー付近に「予約ボタン」や「電話番号」「診療時間」を固定表示し、曜日ごとの診療時間、休診日、臨時休診のお知らせなどを整理して掲載します。可能であれば、予約枠の空き状況や混雑の目安をアイコンやカレンダー形式で示すことで、来院前の不安を軽減できます。
来院型の病院がほとんどなため、アクセス情報が見つけられないと、どれだけ良いサイトを作っても患者さんは来てくれません。そのためできるだけ分かりやすい場所にマップや情報を掲載します。また、「アクセス」ページには住所だけでなく、地図・最寄り駅からのルート・駐車場の有無・バス停名などを写真や図と一緒に掲載することで、「自分にも通いやすいクリニックだ」と感じてもらえます。こうした情報が分かりやすくまとまっていると、ユーザーは迷わず「予約してみよう」「一度相談してみよう」と行動に移しやすくなり、自然なお問い合わせ導線として機能します。
ホームページ制作会社の選び方
集客やアクセス増加の実績がある
病院・クリニックのホームページ制作では、「見た目がきれいかどうか」だけでなく、「実際に患者さんからの問い合わせや予約につながっているか」が非常に重要です。そのため、制作会社を選ぶ際には、医療機関の集客やアクセス増加に関する具体的な実績があるかどうかを必ず確認したいです。
例えば「アクセスが何倍になったか」「お問い合わせが何件増えたか」「どのようなキーワードで上位表示できたか」など数字をセットで実績を提示している会社であれば、集客向上につながる可能性があります。単にデザイン事例だけを掲載している場合は、一度どのような実績を持っているかを確認することをおすすめします。
医療分野の知識がある
医療機関のホームページは、一般的な企業サイトと比べて、専門用語や診療情報、法律・ガイドラインへの配慮など、独自のポイントが多く存在します。そのため、医療機関の実績が少ない制作会社の場合、先程説明したような誇大な表現を使ってしまう可能性も少なくありません。
制作会社に文章作成を任せていたのに、意図せずガイドライン違反になってしまった。なんてことは避けたいですよね、そのため医療機関の制作実績が豊富な制作会社や専門知識を持った制作会社を選ぶことをおすすめします。
やり取りが円滑にできる
ホームページ制作は「依頼したら完成品が届く」という単発のやり取りではありません。ヒアリング・仕様のすり合わせ・原稿や写真の準備・修正の相談・公開後の更新など、継続的なコミュニケーションが欠かせません。そのため、やり取りが円滑にできるかどうかは、今後長期的にホームページを運用していくうえで非常に重要なポイントです。
制作会社によっては、「ホームページを作ったら終わり」「たった数文字の修正でも高額な費用がかかる」という会社もあります。他にも、返信が遅かったり、専門用語ばかりで説明が難しかったりしないかは、重要な判断基準です。
「急ぎで修正したい簡単な対応が何週間もかかった」なんてことを避けるためにも、制作費用だけにとらわれず、長期的に運用していくことを視野に入れた制作会社の選び方が大切です。
病院・クリニックでホームページ制作
リニューアルをご検討の方へ
サイバーインテリジェンスは、医療分野を含む多数のホームページ制作・リニューアルを通じて、アクセス増加やお問い合わせ数の改善の実績を持っています。「今のホームページがうまく活用できていない気がする」「リニューアルしたいが、どこから手を付ければよいか分からない」「集客や予約数の改善につながるサイトにしたい」などのお悩みがあれば、ぜひ無料相談で一度お聞かせください。



