
今回ご紹介するのは、野球部員を集める力を強化するため、Web戦略で再起を図った、岐阜県瑞浪市の「日本プロスポーツ専門学校 硬式野球部」様の事例です。
「野球部をなくしたくない」という監督の熱意を形にするため、私たちが仕掛けたのは「16歳の高校球児」に特化したLINE広告とリニューアル戦略でした。
地方都市にいながら、どのようにして全国のニッチな層(野球少年)を集客したのか。その具体的な戦略と制作の意図を公開します。
多治見・瑞浪エリアでの採用・集客にお悩みの方へ
「良いサービスや環境はあるのに、ターゲットに届いていない」
「従来のやり方では、採用や集客が頭打ちになっている」
そのようにお考えなら、一度プロの話を聞いてみませんか?
サイバーインテリジェンスは、今回紹介する事例のように、御社の隠れた強みを見つけ出し、最適なターゲットに届ける「Web集客 無料相談」を実施しています。
契約を前提としたものではありませんので、まずは「ウチの場合ならどんな手が打てる?」といった軽い気持ちでご活用ください。
目次
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制作のきっかけ|「野球部を無くしたくない」

今回のプロジェクトは、単なる「古くなったサイトのリニューアル」ではありませんでした。始まりは、監督の「野球部を無くしたくない」という熱い思いからでした。
「自分の足」で稼ぐ集客の限界
当時、監督を務めていた飯田さんには、「野球を諦めきれない学生の受け皿を、絶対になくしたくない」という強い想いがありました。 しかし、現実は厳しいものでした。
それまでは、監督自身が各高校へ出向き、直接指導者や生徒と話して勧誘を行っていました。しかし、一人の人間が回れる数には限りがあります。
また、高校3年生の夏の大会が終わり、引退した時期に声をかけに行っても、「もう大学が決まっている」「就職が決まっている」というケースが多く、タイミングを逃してしまうことも課題でした。
素晴らしい環境があるのに、知られていない
ヒアリングを進める中で分かったのは、日本プロスポーツ専門学校には「選ばれるだけの理由」が十分にあるということでした。
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完備された学生寮
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天候に左右されない室内練習場
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元プロ野球選手による指導体制
しかし、どんなに素晴らしい環境や指導力があっても、それを「説明する場所」がありませんでした。パンフレットや口頭での説明だけでは限界があり、Web上で検索しても情報が出てこない。これでは、進路に悩む全国の高校球児に見つけてもらうことは不可能です。
「自分が行かないと、学生が集まらない」 「魅力はあるのに、伝わっていない」
このジレンマを解消し、「Webを使って、自分が行けない場所にいる学生にも魅力を届ける」こと。それが、今回のプロジェクトのマストミッションとなりました。
マーケティング戦略|LINE広告の活用
今回のプロジェクトで最も重要だったのが、ターゲット設定とアプローチ方法です。
私たちは、監督との対話の中でターゲットを「甲子園への道や、大学・プロへの道が閉ざされてしまったが、まだ野球を諦めたくない高校球児」と定義しました。 そして、彼らに届けるための最適な手段として「LINE広告」を選定しました。
Google広告では届かない「15~17歳」へのアプローチ

通常、Web集客といえばGoogleやYahoo!の検索連動型広告が王道です。しかし、Google広告などの主要媒体は、年齢ターゲティングが「18歳以上」という課題がありました。
ターゲットである高校球児は「15~17歳」とターゲティングの基準を満たしていません。そこで目をつけたのが、高校生の利用率が圧倒的に高く、15歳から詳細なターゲティングも可能な「LINE広告」です。
「野球に関心がある」「部活動をしている」といった興味関心層に加え、年齢でセグメントをかけることで、進路に悩む現役高校生へ直接的に情報を届ける仕組みを構築しました。
「夢を諦めなくていい」刺さるキャッチコピーの設計

ターゲットである高校球児たちは、引退の時期に大きな壁にぶつかります。 「プロにはなれなかった」「大学で野球を続ける学力や実績が足りない」 そんな彼らに、単なる「専門学校の案内」では響きません。
そこで私たちは、以下のキャッチコピーを掲げました。
「野球」を「学べ」 「野球」が「授業」 「野球」を「仕事に」
- 「プロ選手になる」だけが野球の道ではない。
- 実業団に入って野球を続ける、コーチになる、トレーナーになる。
- ここなら、大好きな野球を諦めず、一生の仕事にするための選択肢がある。
このメッセージは、進路に迷い「野球を辞めるしかないのか」と追い詰められていた学生たちの心に強く刺さりました。
「親を説得するための材料」ではなく、まず「学生本人の情熱に火をつける」ことに注力したこの戦略が、結果として問い合わせへのハードルを大きく下げることにつながりました。
サイト設計のポイント|「夢」と「安心」の両立
Webサイトへの集客に成功しても、最終的に入学を決めるのは「学生本人」と、学費を支払う「保護者」です。 この両者の視点を満たすコンテンツ構成が、資料請求やオープンキャンパス申し込みにつながります。
学生と保護者に伝える情報を両立
学生に伝える情報

メインターゲットである学生に対しては、徹底的に「野球漬けの毎日」をアピールしました。「授業内容も野球」「元プロ野球選手からの指導」「JABA(日本野球連盟)加盟による社会人野球への参加」など、他校にはない圧倒的な環境を載せ、「ここなら夢が叶うかもしれない」という期待感を醸成しています。
保護者に伝える情報

保護者が抱くのは「夢ばかり追いかけて、就職が疎かになるのではないか」という不安です。そこでサイト内には、「夢を叶えるサポート」と同じ熱量で、バックアップ体制についても丁寧に言及しています。
「もしプロになれなくても、社会人として立派に送り出す」という学校の姿勢をサイト内に明記することで、保護者の不安を「信頼」へと変える構成にこだわっています。
運用とユーザー心理に寄り添った機能実装
デザインやコンテンツだけでなく、実際の運用やユーザーの心理的ハードルを下げるための機能も実装しました。
Googleカレンダーの導入

野球部は天候による試合中止やスケジュールの変更が頻繁に発生します。 制作会社に依頼しなくても、現場のスタッフがスマホから即座に予定を更新できるよう、あえて見た目のカスタマイズ性よりも更新性を重視したGoogleカレンダーを採用しました。これにより、常に最新の情報が発信され、OBやファン、保護者への利便性が向上しました。
LINE問い合わせの強化

地方から入学する学生にとって、「寮での一人暮らし」や「将来のこと」は大きな不安要素です。 しかし、かしこまったメールフォームでは心理的なハードルが高く、気軽な相談ができません。
そこで、学生が普段使い慣れている「LINE」での相談窓口を設置し 「まずはチャットで相談」という導線を作ったことで、オープンキャンパスへの参加や出願前のミスマッチを防ぐフォロー体制が整いました。
デザインのこだわり|熱量と信頼感のバランス
「どのようなデザインにするか」 この点について、クライアントから具体的な要望はありませんでした。しかし、初回に私たちが提案したデザインは、修正なしの「一発OK」をいただきました。
なぜ、ズレのない提案ができたのか。それは、このプロジェクトの目的が「カッコいいサイトを作ること」ではなく、「学生と保護者の心を動かすこと」だと社内、先方ともに共有できていたからです。
熱意と信頼の伝わるデザイン

ターゲットは高校生ですから、スマホの見た目やデザインによっては「この学校、大丈夫かな?」と不安を与えてしまいます。
一方で、野球には「伝統」や「硬派さ」といった文化があり、あまりにポップで軽いデザインにしすぎると、保護者や野球関係者からの信頼を損なう恐れがありました。今回は、この2つを両立することで、学生と保護者の両方に響くクリエイティブを実現しました。
信頼感
見出しとなる大きな部分に明朝体を用いたり、落ち着きのある赤色を使用し、学校としての格式と教育の質の高さを表現。
熱量
選手の真剣な表情や、土煙が舞うような臨場感ある写真を大胆に使用し、「本気で野球ができる場所」であることを視覚的に訴求。
制作後の成果
ホームページのリニューアルと広告戦略の実施から約2年。 「学生が集まらなければ野球部を諦めるしか…」という状態スタートした日本プロスポーツ専門学校 硬式野球部は、見事にその危機を脱しました。
JABA(日本野球連盟)への加盟という快挙

リニューアル後、同校は「JABA」への加盟を果たしました。これは、「専門学生でありながら、社会人野球のリーグに参加し、実業団チームと真剣勝負ができる」という、全国的にも極めて稀な環境が整ったことを意味します。
「学生野球」の枠を超え、より高いレベルで揉まれる経験ができるようになったことは、プロや実業団を目指す学生にとって、これ以上ない強力なメリットです。 この新たな強みも、すぐにホームページを通じて発信し、更なる集客の武器となっています。
瑞浪市から全国へ届いた「想い」
今回の事例は、「学生がなかなか集まらない…」というスタートであっても、正しいターゲット設定とWEB戦略があれば、瑞浪市内の集客ではなく、全国から人を集められるという事例となりました。
もし、今回の事例と同じように、「うちの商品は良いのに、なぜか売れない」「ターゲットに届いていない気がする」という悩みを感じているなら、それは「伝え方」と「届ける場所」がズレているだけかもしれません。
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