ハローワーク求人とWEB求人のそれぞれのメリットデメリット
2020/02/10
人材を募集する方法は、大きく分けて「ハローワーク」「求人誌などの紙媒体」「転職サイトなどのWEB媒体」の3つがありますが、このうち求職者がよく利用するのはハローワークとWEBです。ハローワーク求人とWEB求人のそれぞれのメリットデメリットがあるのでしょうか。
ハローワーク求人のメリットとデメリット
ハローワークは「地域密着型」の求人情報を提供しているため、利用者の多くは「住んでいる地域や周辺の地域で就職したい」と考えている人です。
メリット
ハローワークで求人を出すことの最大のメリットは、求人を出すにあたって費用が一切かからないということです。また、失業手当の受給申請を行うために一度は足を運ぶ場所なので、「申請ついでに求人情報を見て行こう」という人も多く、求人情報が目につきやすいのもメリットです。
さらに、ハローワークで求人を行う際、求人票に表記をすることにより「トライアル雇用助成金」という助成金を活用することができます。
また、ハローワークを通して母子家庭の母・父子家庭の父、高年齢者や障害者等の方を雇用をすると「特定求職者雇用開発助成金」という助成金を活用することができます。
デメリット
ハローワークの求人情報は基本的に管轄する地域の求職者にたいして開示されます。そのため、広い地域から多くの人材を募りたいというニーズには合いません。また、労働人口が少ない地域では応募が集まりにくく求人が長期化する可能性があります。
掲載できる情報量が少ないためミスマッチが起きやすいのもデメリットです。
WEB求人のメリットとデメリット
ハローワークを利用して仕事を探す人の多くは「現在失業している人」がほとんどですが、WEBで仕事を探す人はキャリアアップのために転職を考えている人なども多いのが特徴です。高いスキルを持つ人が多く、利用者の年齢層も比較的若い傾向があります。
メリット
WEB求人の最大のメリットは、広い地域から多くの人材を募ることができるという点です。ハローワークで求人を行うよりも優秀な人材に巡り会える可能性が高いといえます。
また、WEB求人はユーザーが詳細な条件を設定して情報を検索できるほか、写真などを使って詳細な情報を公開できるなど、ミスマッチが起こりにくい仕組みになっているのもメリットです。
さらに、無駄な面接を減らすことができるため、手間や時間、人件費などを減らしながら効率的に人材を募ることが可能です。
デメリット
WEB求人のデメリットは求人情報を掲載してもらうときにコストがかかるということです。また、WEB求人サイトには様々なものがありますが、サイトによってユーザーの年齢層やスキルなどに偏りがあるため、情報を掲載するサイトを間違えると思うような人材に巡りあえない可能性があります。求人が長期化するとコストがかさむため、WEB求人を行うときは「どのような人材を求めているか」「どのようなユーザーが多いのか」などを検討して利用するサイトを決める必要があります。
まとめ
ハローワーク求人とWEB求人ではそれぞれ異なる特徴とメリットデメリットがあるため、求める人材や年齢やスキルなどを考慮して媒体を選ぶとよいでしょう。また、WEB求人の場合はサイトのユーザー傾向を把握することも重要です。
また、より多くの人材を集めたいという場合はハローワークとWEBの両方を利用してもよいでしょう。