CGM「Consumer Generated Media」がもたらすSEO効果とは?
2020/02/01
CGMは「Consumer Generated Media」の略で、簡単にいうと利用者からの情報提供や投稿から作られるコンテンツの事です。代表的なものとしてはSNSやレシピ投稿サイト、口コミサイトなどが挙げられますが、企業サイトに設けられたQ&AコンテンツもCGMの一つです。SEO効果を期待できるため、自社サイトにCGMを取り入れる企業が増えています。
CGMがもたらすSEO効果
企業側が一方的に情報を提供する場合、情報の内容や量を調節できるというメリットがある一方、内容や量が限定されてしまうというデメリットがあります。SEO対策において有用性の高いコンテンツを増やすことは重要なポイントであるため、情報量を増やしにくい一方向型の情報発信は不利です。
CGMは双方向で情報のやり取りが行われるため情報量が増えやすいだけではなく、ユーザー発信の情報が新たなユーザーを呼ぶといった連鎖反応が起こりやすいというメリットがあります。情報量やアクセス数、閲覧数などが増えると、検索エンジンで有用性の高いサイトとして評価されるため、SEO効果を期待できます。
CGMはロングテールSEOと相性がよい
SEO対策では検索クエリに応じたキーワード設定が重要となりますが、タイトルやメタディスクリプションなどにキーワードを盛り込みすぎるとスパムと判断される可能性があります。そのため、月間検索件数が多いビッグキーワードのみを使用するSEO対策が行われてきました。
しかし、アクセス解析を行うとビッグキーワードを検索元としたアクセスは全体の2割程度で、残り8割は月間検索件数が少ないロングテールキーワードから生まれているということが少なくありません。ロングテールキーワードを幅広くカバーするロングテールSEOを行うとアクセス数を底上げできるだけではなく、より多くのコンバージョンを獲得できます。
ロングテールSEOを行う場合、スパムであると評価されないためにもロングテールキーワードを含むコンテンツ数を増やす必要がありますが、すべて自前で行うには大きな労力が必要です。CGMはユーザーによってコンテンツ量が増加するだけではなく、様々なキーワードが自然と蓄積されていくため、少ない労力でロングテールSEOの要件を満たすことができます。
まとめ
SEO対策では良質なコンテンツを多数発信することが重要になりますが、企業側が一方的に情報を発信する方式では作成できる量に限りがあり、コンテンツを増やそうとすると膨大な時間と労力がかかります。しかし、ユーザーによってコンテンツが作られるCGMの仕組みを利用すれば、少ない労力でコンテンツを増やすことができるだけではなく、幅広いキーワードを取り入れることが可能です。検索エンジンは有用な情報が多く集まるサイトやページを高く評価する傾向があるため、CGMを活用すると高いSEO効果を期待できます。