
「ホームページのアクセスは増えてるのに、お問い合わせが来ない…」
この悩みは、Web集客に力を入れ始めた製造業の担当者様からよく伺います。
アクセス集めは上手くいっているのに、肝心な「売上」に繋がらない場合は、原因は大きく2つあります。1つ目は、「お問い合わせフォームが使いづらい」こと、もう一つは「集めているユーザーが自社のターゲットとズレている」ことです。
本記事では、見せかけのアクセス数だけにとらわれず、自社の売り上げにつながる優良顧客を集めるための「製造業ならではの検索キーワードの選び方」と、「優先順位の決め方」の2つをご紹介します。
関連記事:今日からできる製造業のEFO対策|お問い合わせ率を下げないための工夫
目次
目次
製造業のマーケティングでお困りですか?

サイバーインテリジェンスは、製造業に特化したWEB戦略で、ホームページ制作からWEBマーケティングまでトータルサポートします。
「何から始めればいい?」という段階でも構いません。まずはプロのWEBマーケターと現状の課題整理をしてみませんか?
いきなり「ビッグキーワード」を狙わない

| キーワード分類 | 平均月間検索数 | キーワード例 |
| ビッグキーワード | 10,000回以上 | 「金属加工」 「溶接」 |
| ミドルキーワード | 1,000~10,000回 | 「金属加工 岐阜」 「レーザー 溶接」 |
| ロングテールキーワード | 100~1,000回 | 「ステンレス加工 オーダー」 「旋盤加工 持ち込み」 「レーザーカット 金属」 |
「ウチは金属加工の会社だから『金属加工』のキーワードで1ページ目に表示したい」というお気持ちは非常によくわかります。
しかし、私たちは「それはおすすめしません」と明確にお伝えしています。理由は大きく2つあります。
検索する人の目的が「発注」ではない
「金属加工」や「マシニング加工」といった単一の単語は、月に何万回も検索されます。しかし、検索窓にその単語だけ打ち込む人は「金属加工の意味を知りたい人」や「どんな加工なのか知りたい素人」、「同業他社の動向を探っている人」などが多いです。
発注先を探している本気の担当者は、このような大雑把な単語検索はせず、もう少しジャンルを絞った検索を行います。
競合が強すぎて費用対効果が合わない
試しに、これらのビッグキーワードで検索してみてください。上位に出てくるのは「金属加工とは」や「Wikipedia」など、「知りたい」という欲を満たすためのページばかりが表示されます。
つまり、このキーワードは知識を得るために検索されるキーワードで、発注を依頼したい人が検索するキーワードではないということです。
さらに、ビッグキーワードの検索上位は大手ポータルサイトばかりが締めており、莫大な資金力や知名度を持つサイトに中小企業が真っ向勝負を挑むのは、時間と労力の無駄遣いになってしまいます。
BtoB製造業は「ロングテールキーワード」を狙う
では、図面を持っていて「今すぐ発注先を探したい」と考えている担当者や設計者は、どのように検索するのでしょうか?
彼らはすでに加工の基本を知っている場合がほとんどです。彼らが考えているのは「自社のこの特殊な要件を満たしてくれる工場はどこか?」という具体的で切実な悩みです。
こうしたマニアックな複合キーワードは、月に10~50回程度しか検索されないものもあります。しかし、検索した人は「その技術を必要としている」可能性が高いのです。
1万人の素人を集めて0件の受注で終わるより、本気の担当者を10人集めて1件の受注を獲得する。これが、BtoB製造業が目指すべきSEO対策の考え方です。
例:「ステンレス加工 岐阜」「金属 プレス加工」「ガラス 切削加工」
検索キーワードの選び方

「保有設備・技術」×「素材・用途」
最もイメージしやすいキーワードです。「この加工法」で「この素材を加工したい」という要望をそのままキーワードとして使用しましょう。
このキーワードは、加工ができてかつ、該当の素材が対応できるかで条件が絞られるので、検討の中に入りやすくなります。
- 「NC旋盤加工 インコネル」
- 「複合旋盤加工 チタン」
- 「マシニング加工 アルミ」
「ジャンル」×「悩み・目的」
担当者や設計者は「加工をしてほしい」との悩みもあれば「今の部品のコストを下げたい」という目的で検索することがあります。
- 「ステンレス加工 コストダウン」
- 「〇〇部品 即日対応」
- 「〇〇加工 複雑形状」
「加工名」×「地域名」
BtoBの製造業であっても「近くの工場に頼みたい」というニーズは根強く存在します。「重量物だから運送コストを抑えたい」「試作品なので直接図面を見せて相談したい」といった理由から地域名を入れて検索する場合があります。
- 「マシニング加工 岐阜」
- 「板金塗装 名古屋」
- 「精密板金加工 東京」
営業担当に「現場のヒアリング」を行う
実際のお客様と対面して悩みを聞き出す営業担当が知っている「売れるキーワード」も非常に重要です。
現場の商談で出るマニアックな専門用語や、お客様が何気なく口にした「〇〇で困っていたんだよね」という言葉こそが、需要そのものになります。
- お客様は最初、どんな言葉でウチに興味を持ってくれた?
- よくお客様から「〇〇ってできる?」と聞かれる技術はある?
どのキーワードから対策する?「優先順位」の決め方

自社の強みが活かせるキーワードがたくさん見つかった。さて、どのキーワードからホームページで対策していくべきか?
この時、好みや感で決めて進めると、なかなか効果が出ない場合があります。いきなり対策を始める前に、一度キーワードの「質」を考えてみましょう。
【優先度:高】確実に悩みを抱えているニッチなキーワード
例:「チタン 薄肉パイプ 溶接」「インコネル 旋削加工」
理由:
このキーワードで検索するユーザーは、まさに今この加工をしてくれる会社を探しています。そこで、上位が取れれば、検討の中に入ることができます。
メリット:
ニッチなキーワードは、比較的競合が少なく、記事を1つ書くだけで短期間で検索上位を獲得しやすく、問合せからの成約率も高くなります。
【優先度:中】地域名を含んだキーワード
例:「精密部品加工 岐阜」「金属加工 岐阜」
理由:
地域名を含んだキーワードも目的が明確になっていて、「岐阜で精密部品加工ができる会社を探している」「金属加工を岐阜で頼みたい」など地域で特定の行動を起こしたいという成約につながりやすいキーワードです。
メリット:
地域名を含んだキーワードは、Googleマップとの相乗効果が非常に高く、上位に上がることで、地元企業からの安定した新規案件や、近隣の求職者を獲得しやすくなります。
【優先度:低】抽象的なキーワード
例:「金属加工とは」「旋盤加工 種類」
理由:
月間検索数は非常に多いキーワードですが、「競合が強大」「費用対効果が低い」という理由で後回しにすることをおすすめします。「金属加工分野で専門的である」という印象をネット上で付けたい場合は、有効ですが、お問い合わせを増やしたい場合は、優先度は低めです。
メリット:
上位に食い込めれば圧倒的なアクセスと知名度を得られますが、多くの場合は「学生の調べ物」や「同業他社の情報収集」であり、直接的な受注には繋がらないアクセスが増える傾向にあります。
最近では、知りたいことはAIが概要で答えてくれるため、簡単な疑問についてはアクセスすらされなくなる場合があるため、新たに記事を作成する場合は注意が必要です。
検索意図に合ったコンテンツを用意する

せっかく「金属加工 岐阜」というキーワードでユーザーを集められたとしても、クリック先のページが他の加工法のことばかりで、金属加工については少ししか触れられていなかったらどうでしょうか?
「この会社で金属加工ができるか分からない」と判断し、ページを離脱してしまいます。Googleで検索するという行動の裏には、必ず「解決したい悩み・やりたいこと・知りたいこと」など「検索意図」が隠れています。
キーワードを選定するということは「そのキーワードに対する回答をWebサイト上に作る」こととセットなのです。
専用ページがないキーワード集客はザルと同じ
特定のロングテールキーワードで集客する場合、会社のトップに誘導させるのは悪手です。必ず、そのキーワードの答えとなる専用のページを作り、そこに着地させる必要があります。
「チタン 薄肉 溶接」で検索。
チタンの薄肉パイプ溶接における歪み対策と加工実績のページが表示。
「チタン 薄肉 溶接」で検索。
トップページが表示され、どこにチタン溶接の情報があるか分からない。
効果的なコンテンツは「加工実績」と「技術コラム」
製造業において、検索意図に答える最も有力なコンテンツは「加工実績」と「技術コラム」の2つがあります。
加工実績ページ
「〇〇素材を〇〇加工で100個製作しました」という事実と写真を掲載します。これが最も説得力があり、「ウチの図面もできそう」「やってくれそう」という安心感を与えます。
この時、製作時間や費用感、会社の地域名や加工のポイント、担当スタッフのコメントなど、独自の情報が追加されていると、さらにコンテンツの質が高まります。
技術コラム
「他社で断られやすい〇〇加工を実践」「プロが教える〇〇加工のコストダウン方法」といった、顧客の悩みに寄り添い、専門家として解決策を提示する記事です。
ここで頼れる存在として立場を確立できれば、記事から依頼を獲得することができます。
「質の高い1件」を追うSEO対策を
Web集客を始めると、どうしても「アクセス数を増やしたい」と分かりやすい数字に目を奪われがちです。
しかし、BtoB製造業のホームページの目的は、メディアサイトのように大量のアクセスを集めて広告収入を得ることではありません。
「自社の技術を必要としている、たった一人の購買担当者」と出会い、商談・契約・継続を生み出すことです。
そのためには、誰もが思いつくビッグキーワードでの戦いは後回しにし、自社の強み・素材・顧客の悩みをかけ合わせた、ロングテールキーワードで確実に上位を取りにいく戦略が必要です。
ニッチなキーワードでも複数上位を取ることができ、それぞれの記事から1件のお問い合わせが来れば、定期的にお問い合わせを生み出す「デジタル営業マン」をたくさん作ることができます。
まずは自社の強みを活かせるキーワードを探して、1つ記事を作成してみませんか?
自社が狙うキーワードが分からない方へ
SEO対策を行う上で、キーワード選びは一番重要で一番難しい工程です。もし、なかなか良いキーワードが見つからないとお困りの場合、ぜひ一度サイバーインテリジェンスにご相談ください。
私たちは「ホームページ制作 岐阜」で1位を獲得した実績を持ち、SEO対策でも過去に数多くの担当案件を成功へ導いてきました。「今のホームページからの反響に不満がある」「もっとできることはないか?」とお困りの際はぜひ「サイト無料診断」をご利用ください。
無料相談も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。