今ハローワーク求人が熱い!?2020年からの新サービスについて。
2020/03/04
2020年1月6日、ハローワークが提供する「ハローワークインターネットサービス」がリニューアルされました。これまでは、求人情報を検索する機能しか持っていなかったため、WEB求人と比べると求人を出す側にとっても求職者にとっても使いづらいサービスでした。しかし、今回のリニューアルで機能や仕組みが大きく変更され、新たなサービスが追加されました。どのようなサービスが追加されたのでしょうか。
様々な機能が充実した「マイページ」
今回のリニューアルで新たに実装されたサービスの中心となるのが「マイページ」機能です。これは、WEB求人サイトにある「マイページ」機能と同様のもので、求職者は「お気に入り求人」や「検索条件」の保存ができるようになります。
また、求人側はあらかじめ「マイページ」を開設しておくことでハローワークまで足を運ばなくても求人申し込みを行えるほか、申し込み内容の変更や求人の停止、選考結果の登録などを行うことができます。
また、士業所の外観や職場の風景、取扱商品などの画像情報を登録・公開できるなど、これまでのハローワーク求人では伝わりにくかった情報をより伝えやすくなります。
ただし、マイページを開設するにはハローワークへ足を運んで手続きを行わなくてはならないため注意が必要です。
求人票の項目・内容が変更
求人票の様式が従来の「A4片面」から「A4両面」に変更されるのに伴い、仕事内容や特記事項などに登録できる文字数が増加するほか、「正社員登用」「受動喫煙対策」「必要なPCスキル」「固定残業代」などの項目が新設されます。
また、これまでの求人票に設けられていた「マイカー通勤に関する特記事項」「住込」などの項目が減ったり、表示文字数が減少する項目もあります。「最寄駅」「学歴」「必要な免許・資格」など一部の項目は、登録方法が変更になります。
さらに、ハローワークインターネットサービスやハローワークに置かれた検索用端末では求人票には記載されない地図や画像情報が掲載され、よりわかりやすい求人票となります。
マイページ機能を使ったマッチング機能
求職者がマイページを開設している場合、ハローワークが紹介した求職者とメッセージ機能を使って連絡を取り合うことができます。
また、経歴や専門知識、資格、希望条件などを登録し、求人者に向けて公開している求職者の情報を検索し、ハローワークに紹介を申し込むことができます。
まとめ
新サービスが追加され利便性が高くなったハローワーク求人ですが、マイページを開設するために来所しなければならないほか、マッチング機能がWEB求人よりもやや不便であるといったデメリットがあります。
しかし、無料で求人を行えるというメリットは大きく、手続きの手間も一度で済むため、今後の求人活動に活用してみてはいかがでしょうか。