コンテンツは作り終わったら、すぐに公開して良いですか?
執筆した文章を早く公開したい気持ちは非常にわかりますが、一度ぐっとこらえて冷静に文章の編集をしましょう。
執筆後の文章編集で見ていくポイントと、文章校正についてお話します。
編集で確認する4つのポイント
文章量を調整しよう!
前回、文章量は700~1800文字程度が良いとお伝えしました。
しかし、700文字に満たない場合や、1800文字を超えてしまうことも有るでしょう。
そういう場合に、話の流れをいじって調整してはいけません。あらすじの一部を削ったり、不要な話を追加したりしてしまうと、伝わらない文章になってしまいます。
文章量の調整は、話の流れを変えることのない具体例や頻用分を追加、削除して行いましょう。
キーワード出現率に注意しよう!
キーワード出現率とは、全体の文字数に対して、対策したいキーワードが何%含まれているか、を示します。キーワードの出現率は以前ほど重要ではありませんが、気にする必要はあります。
あまりにキーワードが多すぎると、Googleからペナルティを受け、表示順位が下がってしまうからです。
また、他に多く入っているキーワードがある場合も、コンテンツのテーマとして判断できないため、上位表示は難しいでしょう。
文章のムダを省こう
代表的なムダは「指示代名詞」「接続詞」「冗長表現」の3種類です。
ただし、ムダは文章の全体感に合わせて、ある程度残しても構いません。
では、3つのムダについて詳しく見ていきます。
1. 指示代名詞
「これ、それ、それら、この、その、前述の、後述の」などが指示代名詞です。
文章中に指示代名詞があると、理解しにくい文章になってしまいます。
できるだけ具体的なキーワードを利用したほうが、SEO対策も強化されます。
しかし、完全に省こうとすると文章がしつこくなってしまうので、対応はほどほどで構いません。
2. 接続詞
「順接:すると、そして」「並列:及び、また」「説明・補足:ちなみに、たとえば」「転換:さて、では」「逆接:しかし、ただし」などが接続詞です。
接続詞を多用すると、理解しにくい文章になってしまうため、流れでわかる接続詞は、文章の位置関係を整理して削除されていることが多くあります。
的確に接続詞を使用することで、強調や区切りを作れるため、文章が読みやすく成ることもあります。全て削除しようとするよりも、文章全体の流れを重視しましょう。
3. 冗長表現
「ことができる、ものである、ている、こと、もの、同一語の重複(まず最初に、1番最初に)」などが冗長表現です。
冗長表現は文章の印象を稚拙にし、回りくどい印象を与えてしまいます。できるだけなくしましょう。
ムダを省く目的は、ユーザーに読みやすく印象の良い文章を作成することです。
省きすぎることで、読みづらい印象を与えてしまっては意味がありません。
文章全体の流れを考えて、省けるところを省くようにしましょう。
見出しを作ろう!
Webコンテンテンツにおける見出しも、新聞や本などの「見出し」と同じく、章や節の最初に置かれる要点をまとめた短い言葉を指します。
見出しはSEO対策でも大きな効果を発揮する場所です。
大見出し(h1):強化したい上位3つのキーワードをすべて入れる
中見出し(h2):強化したいキーワードを1つずつ入れる
小見出し(h3):キーワードを入れなくても良い
リリースまであと少し!最後のチェック!
編集作業によって文章が完成したら、最後のチェックをしましょう。
校正のステップは2つです。
1. 間違いや禁止表現、難解表現などをチェックする
誤字や誤変換、言葉の誤用などの間違いはもちろん、禁忌や不快語、誇大表現などの不適切な表現をチェックします。また、難しい言い回しや難読漢字も修正し、小学校高学年でも理解できるようにします。
2. Webページに反映した状態でSEO対策をチェックする
作成した文章は、メニューやコンテンツ一覧など、他のページと共通する要素が加えられた状態で公開します。共通領域にあるテキストやキーワードの影響で、これまで調整してきた対策キーワードの出現率が大きく変わってしまうこともあります。
それを調整する作業です。